下炬
(memo.)


2007年06月30日(土)23:57 しょせんこの世の朝は生乾き
 六月も最後ですね。めっきり梅雨ですが、しめしめ降る雨は気持ちいいですね!朝炊いたご飯は冷蔵庫に入れておかないと晩御飯の頃には腐っちゃうぞ!
 そんなわけで、今月は更新低頻度はなはだしかったです。ごめんなさい。本当ごめんなさい。そしてもう少し低頻度は続くのです……あとちょっと!あとは数日中のレポートが4つと夏休みの宿題だけだから!Wow!
 唐突ですが、海外に行きたいです。ロシアに行ってみたい。世界のことを日夜憂れえているというのに(えーマジですよ!)、実際に生きている人々や街に行ったこと無いのはどうかと思うんだ!実践あるのみ!そしてなぜかロシア行ってみたい。ドイツやフィンランドやイタリアもスイスも…もういろいろ行ってみたい。大陸のアジアはもう馴染みなので、やっぱり行った事の無いところに行きたいな…。ところで、北欧への旅費&ホテル代は何故あんなに高いのか。ハードすぎる…!アメリカと中国にも行くべきだよな…。そして観光目的だったら、エジプトのギザのピラミッド見てみたい。

 ↑は、こんな梅雨時期平赤。雨天時にうっかり街中で出会って、いいって言ってるのに、アカギさんに上着をかぶせてくるお兄さんな平山。平山的には、積年の恨み?とか色々言いたい事があるのに、なぜか「おま、バカ!なにやってん!」が真っ先に口を突いて出てくるミラクル。これが二人の馴れ初めとなる(とかだったら乙女過ぎて笑えます)。どれだけ上着大きいの!というのはナシで。

 DTBもGXもライアーゲーム最終回3時間もまだ見れてない…よ!バカ!ああもう、あっきーはどうなっちゃったのか…!(※あっき=秋山深一さん。とんだなれなれしさだ。)
 Plastic Treeの「ネガとポジ」も、27日に手に入れました、が、まだ聴いていません……。早く聴きたい。そして、DVD付きの限定版にしたけれど、リメイクのボーナス2曲+特殊パッケージの、通常版初回プレスも見てみたい……。あああもう!

 デスノート、最終回見ました。

 なんだか、なんだか、もう……美しかった……。
 原作の方の最終回は、月さんは命乞いをした挙句に無様に殺される、と聞いているんですが、アニメの方は真逆でした。
 夕日をひた走る月さんの顔は、さっきまでと全然違い…泣き出しそうな顔で…。最初にデスノートを拾った頃のあのキラキラしていた月さんのような、やわらかい顔で…。
 今までを思い返して、そして切なく。
 せめて、最後が光射す場所でよかったと。
 そして、最後にLの幻影を見られてよかったと。
 この回の綺麗さは、Lが亡くなる回のあの美しさにも似ていて。

 あえて、数年後を語らず、月さんの死で物語を締めくくる、この形もとてもよかったです。
 魅上さんの最期もミサの最期も(暗示的にせよ)描かれ、月の味方の誰もが死んだことに、この終焉を見ました。
 個人的なことで言えば、私は思想的にはL派だけれど、月さんの論理も間違っているとは言えず…そして、自分のその正義を貫いてきた人を、否定なぞできず…。ただただ月もLもお疲れさまでした。と。


 ああもう、もっといっぱい思ったんですけど!!言葉になって出てこない…!
 発端は退屈だったからにしても、世界のためを思って、それでいままでやってきた、そんな月さんが、せめても安らかに亡くなることができて、よかったと……。
 ちょっとした心臓「とくん」で、自分の死を悟っても、随分と穏やかな表情で、せめても光の中で、誰にも見られずに、亡くなれて……。

 そして、やはり、月さんとLの、このとんだ愛が、本当しようがない。友愛とも敬愛ともつかぬ、この、愛とも言いがたいけれど愛としか言いようの無い感情……!とんだことでした。

 長らくのデスノートも、終わりました。
 この数ヶ月、本当に楽しまさせていただきました。
 話も筆致も映像も音楽も、なにもかもがすごかった!
 そして溢れる情緒。
 原作と異なる部分もあり、異なる最期に辿り着き、月さんの行動への解釈まで違ったように見える、アニメ版。原作との相違を嫌う人もいるでしょうが、私は、とても好きでした。違うからこそ、違う人が作る意味があり、それも、その作る人の愛のこめ方の方法の一つなのではないかと。
 隅から隅まで綺麗でした。
 ありがとうございました。


 ところで、ゴールデンで放送決定ってどういうことで。総集編、だとしても、とんだハードル…!どうなるのか楽しみです。
 「絶望ビリー」も最後の最後で、DEATHNOTE情報で聴けました。隅から隅まで満足でした。
 ありがとうございました。


 せっぱつまっている状況だからか、無駄に一次の構想が出てきます。
 ・なぜか知らないけれど毎日悲しい気持ちで過ごしている高校男子は孤独に毎夜無き濡れながらも友人と青春満喫中。親との距離を悩んでいるが、しかし、鬱状態での判断で物事決めるのはダメだろうと判断、しつつも、そこはかとなくやはり嫌われているのだろうと判断し、毎日悲しい感じ。ある時、近隣で「主義が無いのに暴力行為を行っている者か」と問われてYesと答えると木刀で殴られるという連続事件が発生。彼とその友人達は、その場のノリで犯人確保に向けて動き出す。その犯人の女生徒と友人達との会話の中、ほんのささいな僕と彼女の対話の中で、自分の考えだけで物事を方向付けることはいけないのだと悟る。親に嫌われているのかどうかはわからないけれど、やっぱり鬱ってるときの判断にはロクなものがない、嫌われているにせよ嫌われていないにせよ、もっと好きでいられるように努力をすれば、いつか懸念が消えればいい、と頑張ろうと決心する主人公。漫画で描きたいかな。
 ・人間の悪意に絶望して自殺しようと思って高層ビルの屋上に来るものの、ふと思考した結果、なんで私が死ななあかんねん!!と思い至り、やっぱやめたと屋上のドアに引き返したら、追われている男に誘拐される。「誘拐するんだったら、顔を見られないように頑張るか、顔を見られたら殺さないとダメじゃない」と諭し、とりあえず自分は殺されるのだろうけれど、せめて誰かの役に立って死にたいので、あなたを助けるために頑張ってみるよ、と犯人に言ってみる。「街金で金とか借りるってあなた馬鹿ですか。本当馬鹿ですか。あれ全て記録とか残るんだから、一回借金したらそれからの人生棒に振るようなもんじゃないかバカかアンタ!!」といきなりヒートアップしたり、高校の友人に助力を願いながら、そんな誘拐犯が置かれている状況を改善して、犯した犯罪への対処を考える(最善は自首)、ハートフルストーリー。文章で書きたいかな。
 ・「いきものを殺して生きているのだから、せめても自分があやめたものはちゃんと食べなさい!」と母にしつけられ、それ以来ご飯はできるだけ残さず、ご飯への感謝とごめんなさいを忘れずに生きてきました。農家に育ち、自分でひねった鳥は、骨もちゃんと煮込んで食べて、自分で収穫した野菜は、大切に大切に頂きました。スーパーに並んでいるものも、換言すれば、自分が殺しているようなものなのです。もともとはそれは生きていたもので、それを殺しているのだから、焼却場に言って炭素の塊になる量を少しでも減らして、せめても何かしらの生命であれるようにと、ものを食べてきました。そんな彼がある日、うっかり殺人をしてしまい、食べてしまうお話。にしようかと思ったけれど、食べようとするけれど、それを嫌悪する自分、そしてそんな自分を恥じて嫌悪する自分、という葛藤物語もありか。そしてとんんだカニバリズム。後者案だったら、最期の一行で、被害者の爪の先をほんのひと齧り。というのもありか。
 ・水に流せば罪は消える、と考えたため、死体を川に流してみた男。男逮捕後、山奥のその川に男とともに現場での検分に来た刑事との対話。
 ・男女の恋人がいました。あるとき、奈落に続く穴の上と下に彼女と彼氏はいました。なんとかぎりぎり、彼女と彼氏の右手の小指に結んである赤い糸のおかげで、彼氏は助かっています。さて、どうしよう。なお話。 これ、どちらが穴の下かが、でもってそれぞれのとる行動が、その意図は無くとも、男女観の反映としてみなされそうで恐いなぁ…。
 ・私は犬である。やつらややつらのように、私は人間に好かれる事はできない。彼らのことを、「好かれるためのフリをしているんだ」とニヒるつもりはない。ただ、私は素でも素でなくとも好かれることなどできない、それだけだ。しかし、ほんの少しさびしいよ。そしていいかげんお腹が減ってきた。そろそろ、だろうか。そう思いながら、建物と建物の間に腰を下ろした。道を行く人を見ている。たまに誰かがおれを向いたりする。しかし、構ったりはしない。当然だろうし、しようがないことだろう。わざわざ面倒をせおいこむほど、隙間のある生活ではなかろ。あの男性も、この女性も、この子も、あの壮年も、どんどんすぎていく。しかし、さっき聞こえた、特徴的な足音が聞こえる。あの子は、またおれの前を過ぎていった。目もくれずに。しかし、それから、その子はよくおれの前を通り過ぎる。普通に生活していて、という頻度ではなく、異様に何度も。縁を信じるわけではない。しかし、何かの意図があるのかもしれない。そう、おれのさびしい魂を少しだけくるんでくれる意図があるのかもしれない。と期待をしてしまった。だめだだめ、そんな期待は愚かな妄想だ。あの子にも、おれにも、よろしくない妄想。それでも、それでも、おれはまだ、期待なんてものをしてしまうのだ、いままで何回もそうして期待はずれになってきたけれど、やはり性懲りもなく、期待なんてしてしまうのだ。結局、いまだ信じてみることをあきらめきれない。よもや、というなよなよとした願いを、いつも思っている。しかし、やはり期待はずれなんだろうな。そう思いながら、外れるのが恐いから、いっそ気づかれないように、けれど悲しい期待が胸を押す、「うぉん」と、ほんの少し、あの子に泣いてみた。


2007年06月24日(日)19:01 捩こんで 君の下歯を噛む。
 
 うわあん、最近また停滞気味にOh my God! 本当すみません…なのに拍手くださる方、ありがとうございます…!
 今週一週間は試験期間で、レポートなどもありで、たぶん全然顔を出さなくなりそうなので…せめてもと、↑平赤あげておきます。マウスで塗ってみました。後で塗りなおそう。


メモ:
 最近ときめくものに出会いすぎてて困る。ヘタリアと雪風と怪。後ろ二つはケーブルテレビに感謝。薬売りたまんない。
 DTBとGX感想。感想ばっかりたまっていく…早く書いてしまえ…!DTBは絵が二点。
 市赤ゲーム。やっぱり立ち絵も自分で描くことにしました。でも…ジャンフェスに間に合う気がしない。勝てない気がします。あと、だれかデザイン担当してくれたらいいのに という泣き言。ガンバ!
 ギャグ漫画日和の芭蕉さんと曽良君が、ある時ふと平+赤に見えた。テレビで五月雨の回で。流される平山と冷静にそれを見るアカギさんとそれをツッコむ石川。え、これじゃアカギさんがSに!あと、ヘタリアのギリシャ+日本は本当ときめく。うちの平赤の理想形は、あんなぐだほのぼのっぽさかもしれない。本当ヘタリアは皆めんこすぎる。ああああもうもう!!(ゴロゴロ)
 プラの新アルバム「ネガとポジ」、27日発売。テストど真ん中ですか。予約して、後で取りに行くことになりました。ああでも、限定版にしたけど、通常初回版も拝みたいよ!


2007年06月13日(水)14:45 (あなたの瞳孔の向こう。硝子体のなかに、だれかの像が浮かんでるのだけど。)
 リナリー描いてみました。うろっぷりで申し訳ないのですが…やっぱり髪の動きは楽しい。


 DTBなんですが。公式ブログの方で、@niftyでキャラクタ人気投票をやっていて、一位のキャラクタは壁紙になる、という企画があることを知りまして。
 早速投票しに向かったのですが。

 黒と李が分けられている。

 これは李黒フラグと考えて良いんでしょうか。(良くない)

 そんなドッキリもありつつ、ちゃんと大家さんも入ってたり、バボくんも入ってたり。
 色組、月組、警察組、ご近所さん、探偵事務所組で投票ができますが、まさか探偵事務所組が入っているとは…!1エピソードだけのゲストになるのかな、と思いましたが、これでレギュラー化の望みもアリか!(あのキャラの濃さは一回だけには惜しいけれど、濃いキャラは一回で全て出せるのがいい、というのもあるしなぁ…どうなんだろ…。と思ってたんです。)
 今のところ、黒・銀・李が完全上位独走中ですが、まさかの河野の人気にどきどきです。今日は黒に入れたけど、明日は李に入れよかな〜(笑)。


2007年06月12日(火)12:29 かわいい情事 ぺたぺたふれて かわいい情事 頭をなでる
 

 ↑平山アンソロ2、こりずに今回もお邪魔させていただくことに…!頑張りまっす!


 絵は、きもち市赤。なんでこうも、うちの市赤はバイオレンスから遠ざかるのか。まあいいか。(いいのか)


 拍手くださる方、ありがとうございます…!!こんな辺境サイトで、更新遅くて…なのに…見捨てられてない!と思うと大喜びです。
 「この小説書き終わったら改装&再開だ!」という状況なんですが、なかなか書き終わりが定まんない…。なんでやねん!
 あと、いいかげん市赤ゲームの告知サイト作んなきゃ…!


 いっつもいっつも日記を書くのが伸びている理由に、テレビの感想がなかなか書き終わんない、というのがあるんです。
 なので、見ながらCM中に気になった点を書き留めて置くようにしたら、まあ便利!これはいい…!
 そんなわけで、少しは更新頻度が改善される …といい!


 Plastic Tree、今月28日に、新アルバム「ネガとポジ」発売!きゃ!
 確か、昨年のこの時期にも「シャンデリア」を発表されてたよな…一年一アルバムペース!すご!
 それにしても、今回も悩む、限定版と通常版。
 今までは、悩みながらも「通常版は…これからいつでも見られるし…ええいッ」と限定版にしてきたのですが。
 今回は、「初回限定版」「通常版初回プレス版」「通常版」。
 そして、初回限定にはDVDが、通常版には「真っ赤な糸」のネガとポジ版と、「hate red, dip it」のloudest sound editionがボーナストラックとして付いてきます。
 そして、ここからが、本当悩む。

 「通常版初回プレス版」は…これのみ、特殊仕様…らしくて…。
 
 「トロイメライ」のとき、初回版で買って、後に出た通常版を見て、「初回版…好きだ!」と思ったんですよ。(通常版は、色つきで普通のパッケージだったんですけど、初回版は、モノクロでアルミ仕様で、ジャケットにプックレットがくっついて…みたいな!)それ以来、特殊仕様にはめろめろです。「シロクロニクル」の紙ジャケットも好きだ…というか全部好きだ!
 限定版は3800円、通常版は3000円。両方あわせて6800円。
 どうしよう。どうしよう。
 くっ…汚いぞユニ●ーサルミュージックっ…!でも、そんなにバージョン出してもらえるって、プラが愛されてる証拠だよな…!(嬉)
 そんなわけで、すごく困ってます。(幸せだなオイ!)


2007年06月10日(日)20:50 短文まとめ
 最近、ぴりっとした短文がかけないんです…しかも、日記タイトルにちょうどいい長さのが少ないんです…。いや、主に前者で悩んでます。うう。
 折角書いてみたので、今年に入ってからのものをいくつか載せておきます。20070610bと絶望的な木陰は結構気に入りなんですが、他はあまり思慮しないでノリだけで書いちゃった感じで。いつでもノリで書いてますが。何を志向しているのか、はっきりしてなくて、流されてる感じがしなくも無い。気にしすぎなのか。でも、気にしなくてどうするのか。
 なんだか、文章がちゃんと自分から離れていない気がするんです。書き手と読み手の間に空間があって、そこで思い切り書き手側に偏っている感じ。それがチャームポイントならそれでいいけど、チャームできない…!




20070610b
おれは 昔ちぎれた右手を なんとなくとっておいた右手を 行く前に焼いて、 放心泣いてる人目をはばかり こっそり、あんたの焼けた骨たちに こっそり、ハンケチから左手にひとつかみ まぎれこませた


20070610a
白い花は菓子のよう
ぽつてりとした花弁を齧つてみたい
きつとこれは「ざく、」と音がする、

砂糖菓子は雨にくすんでやわらかそうだ。
きつと齧つたらとんでもなく苦いんだろう。


20070608
伸びやかな曲線 なめらかな曲面 あなたを滑り落ちていく。


20070605
「すぐもどってくるからね」じゃなくて「おやすみなさい」じゃなくて「さよなら」のリズムで足音で


20070604
深く草蒸した料理を毎日満腹に食べているようだ。胃にも肺にも緑がたまり、甘い香りをぬるく吸ったら、気持ち悪くて吐きだす。


20070603
ちょっと私は悩ましい病気で、


20070601c
金管楽器が鳴っている。きっと薄黄色い光がホルンに添わされている。(黄ばんでなどいるのではなくて、もっと、。)
しっかりと青ざめた空に届いて、少し慰めになればいいな。少し白んでいるだけで、昼間のような色をして、地面の影は橙になっている。


20070601b
邪魔でなく撫でられている。それはこんなにきもちいい。ときに、そのなめらかな髪の、あたたかな肌の、香りを肺いっぱいに。(初夏中盤・風)


20070601a
なまぬるい風ならきもちいい。ああ、
太陽が真上だから、僕は下を向いた。
少し目線上げたら、とても彩度の高い世界。花も葉も道路も。typical冬とは違う。
空はまぶしくて、質量の高い雲の小さな穴一つ見ただけで、目が痛くて、下を向いた。
冷たい風は冷たい。風邪ひきそう。


20070531
青ざめた純白の細やかな繊維が、雲の穴部分でほつれて見えている。
かと思えば、燈籠の橙がレンブラントしている。
(晴れた雨)


20070528
ガラスの向こうがわはいつも青いものですから。
そのような空が、光に溢れています。
木々の絶望的な陰影も、花も、とんだ彩度です。
しかし動かない空。
質量の高い雲はずんぐりとしていて、動きません。
いっそ虫々でも鳴いてくれたらいいのに、風が木と草を揺らす音だけ。
しかし、風は冷たくて、
しかし、ふくろうが鳴きはじめてる。
今はいつの季節の何時だ。


20070526
明度は下がり、彩度は上がる、雨の日です。
雪の日の白い空より、もう少し暗いです。
傘で覆われて隠してみました。正面の何も見えません。
歩道にせりだした草々に首を切られそうです。(1ml/10lくらいになったり、肺をいっぱいにしてみたり、色々な濃度のこの、暖かい包丁のような蒸せる香りは、生きている植物と腐っていく黒土(くろつち)と、ちょっとアスファルトのものです。)
びっくりしてよけようかと思いましたが、なんのことはない、
首を切られたのは花です、雨に。
(こんなに暗くなっているのに、どうしてぽつぽつと色とりどりなのでしょうかね。)


20070522b
きっと君はどれかの星でいつでも僕をみまもってくれている、そう思うとやっていけそうな気がするんだ。たまに夜に池に映る君がいる星にとびこんで、水中も宇宙も似たものだから、いっぱい泳いでそっちに行けそうになるくらいに。


20070522a
髪がかわかないで朝になった。
うす暗い太陽。鳥の声が水の中で反響する。じりじり。
この部屋はとんだ水溶液です。


20070520
雲々の中に広く開(あ)いた穴から群青の太い腕がほっと落ちてきて、私の胸部をひとつかみ。


20070519
青すぎて少し暗がり(空)


20070514
君の涙は、眼窩に溜まり、視神経を伝い、脳を伝い、背骨を伝い、心臓に行きつくのだ。私には見える。


20070513
酸味深い風(初夏)


20070510b
水の色を塗りたくってけばだった画用紙に、緩急つけて黄ばんだ水をばたばた塗ったような、明るい嵐の空。


20070510a
女の化粧のあわれなぬめりがかおる。(新緑)


20070508
「私の本質は私の腹の中と思うたか! 残念!私はあの人の心臓だ!」


20070507
霞でくすんだ漁場の港町の端をとぼとぼ歩く、そんな鳥の声で起きた。けたたましく私の孤独が鳴る。


20070504
冬の彷徨は、頭がずっと冷えて何の波形も無くなってただ動かなければならないという信念が身体を動かした挙句のものだが、夏の出奔は、身体全てが沸き上がり冷たい夜の風を泳ぎたく、泳ぎたく、肺の中を満たしたい、それのものでございます。


20070503
夏は魂が沸き踊り、微量の汗が体を包み、自然も人工も音は鳴り止まず、熱されて揺られて気が狂う。


20070502
アスファルトがとぼとぼ濡れるにおいで、私のなかにもごもご緑が沸いてくる。


絶望的な木陰
雲が私に見えない、こんな空は、天頂に向かって傷一つないスロープがびゅうっと落ちていく。
そして光が溢れてる。きらきらきら、原色がまぶしい。
鮮やかな、乾いている、景色。乾いた土の表面の、乾いた肌の表面の、緑の、蒸して焼けたにおい。
しかし平坦に見える緑。原色がまぶしい。
真っ黒な陰、少し色を濃くする陰、さまざまな陰が降りそそいでいる。そして、どの陰もまた平坦に、寄り添う。
粘土で作ったような緑が、そこらじゅうで散らばっている。
私の前を通るこの中くらいの道も、両側に、高い線状の草が多く沸き出している。
絶望的な陰影が、そこかしこに降りそそいでいる。


20070423
アスファルトの芳香
花の香り
やさしい雨の、後の道
私を涼しくなでつける。
私の見るすべては薄い色の水に沈澱しており、
光がかすかに射す森の奥の、表面は乾いている堆土の空気の中、
わたしはするり泳いでいく。


20070422c
 遠いかすかな音が鳴りやまない虫、体温の空気は肺の奥に沈殿して、やっぱりこれは焦燥か、震えて息を吸って吸う。
 窓の近くに行くと、金切り声が大きくなって、大脳が振動して、ああ、細い細いかたい糸の金属が、
こ ろ さ れ る !


20070422b
どんな季節にも怯えているが、こんなに首吊りのような恐怖を感じるのは、突然夏の影が私の周りに起きるときだけだ。


20070422a
すってもすってもすっても吸えきらない肺の奥でうごめく怠惰が、夏が目と鼻の先なのだと告げる。私の周りにいた、冷たいけれど穏やかなあの空気はどこにいった!


20070415
涙がながれた 声をだしてみた それでも気管が硬いのは 悲しいのを信じてくれない四月の風のせい


20070414
汗ばむ怠惰の感覚。それが来た、そんな四月十四日。


20070413b
冬と春の静寂の違いは、冬は誰も動かぬ直線であるが、春は私の見えぬところ、そして私の心臓の中を、いきものがぞおりぞおりと音はせず這いずり回っている。


20070413a
沈澱している空気の中を、揺らして歩く。すぐぬるいおりはたまる。(春)


20070412
ぶよのように桜が走る私の顔にあたる。


20070411
めずらしく私は吠えて、めずらしく私は泣きだしてみよう。


20070410c
色の薄い空に、なにも期待なんてできない。花の香でゆるやかで光ってて、幽霊だから。


20070410b
震えるようなリズムで無企画に、右足と左足に重心がかかったりかからなかったりする。
ああああああ
逃げたい、それはだめだ、逃げたい、あなたの前から、


20070410a
無傷の金属のスロープが中心へずっと続くような晴れた空。


20070408
ふらふらの線。
水の中から君をみた。僕がもがいて崩れていく。


20070406b
青空に、大量の白い花びら。
こんな天気に、ここまで桜は似合わないものだったのか。
やっぱり、薄暗い白い空の下がいいな。
感情が天井に沈殿していく白い空の下がいいな。
桜はあんまり生き生きしてないんだから。


20070406a
ペンキのにおい
ワックスのにおい
ほのかな異物。
酸味のきいた、そんなにおいは、
こんなに穏やかな春のせいで巣食う、肺の中の暴れ果てる切なる妄想の、
すこしのなぐさめ。


春の夜
すべての酸素が経血となり、ねっとり揺らいでいるような。
私の肺の中も経血で満たされているような。
しかしいつまでも満たされきらないで、血なんてものをずっと求めつづけてしまうような。
それでいて、ふいっと涼しげな風が頭を揺らすような。
 本当に本当に本当に、 、 、 忌々しい!


20070328
空を泳ぎ始める季節がきた朝。
どんな音もがさわがしく鳴り、脳の表皮を優しくなでるふりをして揺さぶる。
太陽のにおい、水のにおい、草のにおい。
私が恋焦がれた、月のにおいのする夜とは、きっともう、しばらく会えないのだろう。最近の夜は、たしかに暖かった。


20070319c
「冷たさの無い夜の、こんなにもおぞましさ」(初春)


20070319b
「これが躑躅だ。惑わし狂わし殺す物、春の悪意だ。」(


20070319a
いつでも視界にあなたの影がかかっている。右上あたり。


20070315
ヨーグルトの汁のようだ。咲き乱れる花の腐りいく香り、それを行う微生物。有命物のむごたらしい胎動。夜の春で本性が見え、私はどうにも、懐かしい。
春の私の殺し方は、指先一つの指示のように、汚い土と同じ色の幹の腐る桜か躑躅のあれ。


20070304b
所詮魂の腐る温度、野にはう草の夕方よ。(春初頭)


20070304a
曇朝 青い匙で 雀を食べる(リスペクト萩原朔太朗「雲雀料理」一連)


20070303
春の宵の温度はなめらかな泥土 奥まで達さず生殺し


20070225
痛みに青ざめる春が私の戀の死に場所


20070215
初夏のあの木々の風の、つらいあつさだけをひゅっと抜いたような、去年のあの夏が、私の最後の幸せだったといいたいような、そんな(雨後・冬)


20070214
花と涙と草と湿地の、流れてくる冬のぬるい嵐、


これ以前の
 2月:


時折のぞかせるあなたの私の無理解が、喉から心臓までの内側を、こそげとる


さびしくない冬の、藤色のある夕焼けの、風が私の恋人


 1月後半:


もしや私の失くしたものは、忌避してきていた郷愁か。


指の愛。


静寂。静寂。虹色の空。(冬・暮)


(お前が病まずに死ぬことが無いようにしたいのだ)


嵐が吹けばいい。あなたの灰は雨の底に沈むことはなく、もみくちゃに浮遊していればいい。


「あなたが私の奇跡を信じてくれたなら、私は死ななかったものを」夢の中で彼女は言った。それが彼女の奇跡(の限界)だったのだろう。


泣いても泣かないでも自分でしか言わない、果たしてそんなもの。)


頭痛に泣きました、そばに誰もいない


「光なんて握り潰せばいいと思っていたが、ねちねちといつまでもついてくる…、邪魔で…、」


私は灰の降るこの町を愛し、あなたは見つめているのだろう。しかし、それでもいいのだ、あなたが最後に笑ってくれたのなら。


あなたのそんな、そんな言葉、信じられないのです。なので、そんな嘘、はやくおしまいになって。


「あなたの美しい影がゆらいで、私は慌てたんですが、


春に一番「残骸」が似合う。


静脈じみた桃色のふちどる地平線。いまだ明るい上空です。


 1月前半:


「私の掴もうとしたのは結局ただの液体でしたの」


冬のもうもうたる雲は、黒い嵐の幻想的な亡霊です。


「今にしてみれば、蜜柑は気持悪いです。橙に緑は。」


朝の室内には、薄暗く水が澱んでいる。


(君はいつも予想外の力で私の手を握る。大方強い。)


「朝焼はさびれた」


あ。…電車がくるよ!線路が光るのが見えます。


月のまばゆい彼との情夜。


吸っても吐いても沈む海。


黒い山々を月のない下、駆け巡りたい。風景の外で想う。


間接的に体温を奪われていきます。(君による刺殺)


2007年06月08日(金)23:33 細い糸のようなやわらかい雨で、傘が折れるまではしゃいで、
 黒(ヘイ)のコスプレしたアカギさん。横にアカギさんのコスプレした黒も描こうかと思いましたが、李の時の黒は、ヘソを出してるくらいで、19アカギさんとあんまり変わらないことに気づきました。ワイシャツとジーンズはゴールデンペアだ。
 アカギさんと黒はガチで細身だと思っていますが、ノリで描いていたら、↑なぜかがっしり体形目に。こ、これは、きっと南郷さんのを借りて(南郷さんは黒コートなんて着ない!)。
 これ肩パッド入りすぎ!と思ったので、向かって右側のコートの色は、内部の身体の形に連動のつもり。破廉恥!


 関係ないんですが、ふとうちのカップルたちについて考えてみました。
 まず市赤。
 これが…確実に世間一般の市赤需要からずれている気がするんですよね!ははは!
 もっと、こう、市赤ってバイオレンスエロな雰囲気がむんむんするというか…殺し合いカップルというか…殺伐愛というか…。
 気持ちはそうなんですが。自分としては、殺し合いカップルのつもりなんですが。
 改めて考えてみたら、うちの市赤は、お互いがお互いラブラブしすぎてる気がする。まいった。市川さんアカギさんを好きすぎ!アカギさん市川さんを好きすぎ!
 うちのアカギさんは博愛系で、どちらかというと優しい人なので(でもピカロ)、こう…なんか…結構気を使ったりもしちゃう、みたいな。でも家に押しかけたりはする。でも、じじいがちょっと嫌がってたらやめとく。みたいな。
 そんなわけで、お互いがお互いに気を使ったりしてヤキモキする、という、市赤にあるまじき感じのが、うちの市赤。
 はい、平赤。
 なんかねー、平山は、アカギさんが唯一ワガママ言えそうな人の気がする。夢見すぎ?夢を見たって良いじゃない!
 「甘える」というのではなくて、「無理も通すぜ」みたいな。
 じじいの家には、ちょっと今はダメな素振りがあったら「それじゃね」と帰るのに、幸雄の家には、玄関先で立ちんぼで帰りを待ってて、帰ってきてビビる平山をずっとじーっと見続けて、平山が根負けするまで目で殺す感じ(何か違う)。で、結局入れてもらって、「ククク…」「クククとか言うなよ!騙されてる気になるだろ!」とかそんなん。
 悪友系ラバーというか。むしろ恋なんてないよというか。倦怠期の夫婦並みのぐだぐださでいいと思う。ちょっと冗談でちゅーとかしちゃえるくらいが性的スキンシップ ですらないような友情系。でも友情じゃないよ!みたいな。
 あれです、同年代の人との付き合いというか、一つ二つ上の人(でもヘタレ)の人との付き合いというか、そんなアカギさんを見てみたい。平山は、アカギさんを面倒見ているつもりでどっこいどっこいだと笑える。
 毎日晩御飯のことで悩んでれば良いと思う。もうパラレルなんだか天国編なんだか。というかどんなアカギさんだ。

 で、アカギさんが炬燵で寝ちゃって、平山がその耳に顔を近づけて。
「バーカバーカ、アカギのバカ」
 とか言ってみるけど、反応無し。空しくなって、勝手に怒って、フテ寝する幸雄。
 で、起きたらアカギさんはいなくなってました。炬燵の上には書き置き一つ。
 何が書いてあるのか…と、ちょっとどきどきしながら見てみたら。

「子供か」

 …………。
 ぎゃ――――!!!!(恥)


 そんなんでいい気がする。(よくない)


2007年06月06日(水)13:43 虫の影かと思ったらゴミだった。「よかった」(初夏・夏間)
 とかね!!
 本っ当最近サイトほっぽりっぱなしです み ま せ ん !!
 何してたかって言われれば、 …ぐ、 ぐ ぐだぐだしてました。本当腹を切れば良いと思う!
 で、でも、市赤ゲームの形がだんだん出来上がってきたんですよ!それを思えば、ぐだぐだも満更悪いものではなかった!(必死弁護)

・セーブ機能完成
 まだちゃんと保存できてるのかの確認とかしたいため、暗号化機能はつけてないんですが、簡単セーブ場所30個+好きなだけファイル形式で保存可能。
 「スクリーンショット」
 マウスポインタが上に乗ると、選択部分が光るようになっています。
 データを削除するときは手動でしてもらうことになるけれど、その方が安全だろうし。
 背景の絵は仮のもので。
・インストーラー
 作ってみました。「アプリケーションの追加と削除」にプログラムが追加されないインストーラ。
 よさそうなインストーラーソフトもあったんだけれど、デザインが今ひとつだったので。
 「CD上からでもインストーラーしてからでも遊べるようにする」がポイントです。インストールして容量圧迫したくない人もいるだろうし。
・モジュール
 選択肢モジュール(文字列の上にマウスポインタが乗ってたら、文字列の後ろに背景をつける)と光モジュール(指定された範囲の上にマウスポインタが乗ってたら、その範囲を光らせる)を作りました。これで開発もスイスイです。
・ゲームコンセプト
 実は題名だけ考えて内容の詳細が詰まっていなかったのですが、ぽっと浮かんできました。よかった。
 「色温度」って、もともとは辞典で見かけたので知ったんですが、そこに書いてあった意味は「星の色」に関係することだったので、星に話を絡めなくちゃ…と思っていたんですが。なんのことはない、別に星関係なくてもよかった!
 とりあえず、タイトルから内容を考える傾向はちょっと危ないとわかりました。
 コンセプトは、
 「もっとお前は冷たいものだと思っていた。どうだ、この色溢れる温もりは。」

・懸念事項
 インフォメーションサイトをいい加減作らなければ。
 協力者が欲しい。人物絵急募。Illustratorが使える人急募(CDプレスの会社は、どこもIllustratorでないと受け付けてくれない!)。背景の人募集(写真でもいいので、そこまで急いではいないけれど…)。デバッガ急募(特にWindows VistaとWindows 95/98の人)。
 一人で全部はできないと悟れて来ました。


 痛みプラネット
 とある宇宙に、痛みプラネットという星がありました。


 その星は灰色で、まん丸になったり、突起がいっぱいできたり、形をゆっくりかえていきます。地面にはなにもない星です。


 その星の土のつぶは、どれもとても重くて、一つぶ一つぶがとてもつよく引き合っています。


 生まれたときには、砂糖一つぶぐらいの重さだったのに、だんだん、えんぴつ一本の重さだったのに、だんだん、本一さつの重さだったのに、だんだん、くるま一だいの重さだったのに、だんだん、家一けんの重さだったのに、だんだん、駅一つの重さだったのに、だんだん、海の重さにまでなってしまいました。


重い
重い
とても
重い


 みんな、みんな、どのつぶも、手がしろくなるくらい、目をつぶって、それぞれお手をにぎりあって引きあっています。
 どんどん強く、
 どんどん強く、
 どんどん強く


 星のまんなかのつぶが、ぎゅううううううとだれかの手をにぎって引きました。


 しゅるんっ


 そんなおとをたてて、その星はとてもちいさくなりました。


 だれもがだれもが手を引きあって、ついにとても小さくなってしまったのです。めに見えないほど小さくなってしまったのです。


 そしてできたある一点。

 その点は、とてもとてもとてもとても重いものです。


 こんどは、その、もとは星だった点が、まわりの空気を引っぱりはじめます。
 ぎゅう
 ぎゅう
 ぎゅう
 ぎゅう
 ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうぎゅう


 そのちからに引きずられて、しろい星たちがだんだんと引きよせられて、引きよせられて、どんどんどんはやくなって、ついにはその点と同じになってしまいました。


 楽しみプラネット
 嬉みプラネット
 さようなら。


 さて、くろい星たちは近くに来ません。

 それどころか、はなれていってしまいます。


 いっぱい引っぱってるのに、みんなこっちにきてくれない。
 点は痛みました。 


 とてもとても痛いのです。
 とてもとても痛いのです。
 とてもとても痛いのです
 が、すこし、すこしだけ、小さなこえでよびかけてみることにしました。


「痛いよう」


 すると、そのこえをきいてくれました。へんじをしてくれたのです。


 怒りプラネットはこう言いました。
「きみはぼくよりもっと重い、わかってるよ
 わかってるよ。
 そんなにいっぱいつよく引かないで、
 きっといっぱいぶつかって、きみがもっと痛むから。」


 悲しみプラネットはこう言いました。
「きみはぼくよりもっと重い、わかってるよ
 わかってるよ。
 そんなにいっぱいつよく引かないで、
 きっといっぱいぶつかって、きみがもっと痛むから。」


 そんなことを言うのです。


「でも痛いんだ。どうすればいいのかわからなくて痛いんだ。」


 怒りプラネットは
 悲しみプラネットは
 こういいました。


「ぼくはきみからはなれているけれど、でもちゃんと見てるよ。
 わかってるよ。
 きみがそんなに手をつよく引くから、
 ぜんぶがきみのそばにないと不安なんだよ。
 手をゆるめてごらん、
 ね、
 きっと、痛くなくなる。」


 とても痛くて、とても不安でした。
 でも、ほんの少し、いいかな、と思い、
 じぶんをにぎりしめる手をゆるめてみました。


 点のひょうめん、まっくろな砂つぶに、水がいってきうきでてきました。


 ほろほろほろうきでてきます。


 だんだんだん大きくなって、
 楽しみプラネットと
 嬉みプラネットが、


 水につつまれてでてきました。


 少しずつ、少しずつ、いきをはきだして、


 少しずつ、

 少しずつ、

 少しずつ、


 にぎる手のちからをよわめていきました。


 少しずつ、

 少しずつ、

 少しずつ、


 おだやかな重さになっていった砂つぶ。

 突然書きたくなりました、童話風味の話。一応アップ。
 個人的には、嬉しいのが白いとか痛いのが黒いとかは無いと思っているんですが、話の展開上。あえていうなら、白が軽そうで黒が重そう、とかそのくらいか。
 イメージは重力とブラックホール。


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